YICCとはなにか?

YICCは、Yoga Instructor Certificate Course (ヨガインストラクター認定コース)の略で、インド、バンガロールにあるヨガ研究大学院大学 ”Swami Vivekananda Yoga Anusandhana Samsthana (S-VYASA)” により考案された、ヨガインストラクター認定プログラムです。※

S-VYASA(エスヴィヤサ)はアメリカやイギリスにおける共同研究でも有名であり、世界20ヶ国もの多くの国で研究成果を認められています。2019年には、米国カリフォルニア州のロサンゼルスにも、同系列のヨガ大学院大学(修士課程まで)であるVaYU(Vivekananda Yoga University)が開校されました。

YICCでは、ヨガの指導法を体系的に学ぶ事ができ、ヨガのアーサナ(ポーズ)、プラナヤマ(呼吸法・調気法)、クリヤ(浄化法)および、ヨガに関する文献やヨガ哲学の真髄といった様々な側面を全体的に関連づけ、ヨガを全体像として捉え、理解を深めます。

つまり、このコースを受ける事はヨガの指導テクニックを学ぶだけでなく、自身の洞察力や自信を高め、自己への気づきをより深くし、自己を啓発することへもつながります。

日本では、この認定プログラムをジュン・エンジェル・ヨガで受講する事ができます。

※S-VYASA(エスヴィヤサ)ヨガ大学院大学とは?

YICCの構成

ヨガインストラクター養成講座(YICC)のプログラムはS-VYASAの30年以上にわたるヨガとスピリチュアリティー分野における綿密な研究に基づいて構成されています。 プログラムの背景にある研究はすべてインドのヨガ指導者である、スワミ・ヴィヴェカナンダ師の「西洋の現代科学の知識と、東洋のヨガや精神面における知識・哲学の融合こそ世界の調和と平和に繋がる」との思想に従って行われています。

現在、世界中でYICCを広めている目的は、全包括的なビジョンとヨガの精神を、私たちの人生に取り入れることです。 これにより、私たちはより健康で精神的にも強く、安定した心を持ち、人と調和する事ができるようになり、更に個人個人の効率、能力の向上、成長をも期待できると考えています。 また、個人個人がこのようにポジティブな変化をすることによって、現代社会の諸問題を解決し、理想的な社会秩序を築く助力となることを目指しています。

ヨガインストラクター養成講座を受けることにより・・・

  1. 優れたヨガ大学の研究に基づいたプログラムにより、ヨガを科学であり、同時に哲学であると理解することができる。
  2. 自己認識、自己への気付きが深まる。
  3. 心と体、魂を融合させることができる。
  4. ヨガを全包括的に哲学的に考えることができる。
  5. ホリスティック・リビング:体・心・魂・環境・食事など全てを包括的に捉える視野で健康や人生を考える)を送ることができる。
  6. ストレスを減らす、またはコントロールする事ができる。
  7. プラナヤマ(呼吸法)やディヤーナ(瞑想)により、記憶力や創造性のアップ、心の安定を図ることができる。
  8. 社会の貢献できるヨガインストラクターになるスキルを身につけられる。

YICCの概要

YICCは次の2つのパートから成り立ちます。
・講義 80時間
・フィールドトレーニング 120時間

<80時間の講義の構成 >

PART 1-理論

  1. ヨガの必要性・コンセプトと定義
  2. ヨガの基本
  3. ヨガの様々な流派と多様性
  4. 理論:ヨガの練習法、アーサナ(ポーズ)、プラナヤマ(呼吸法)、クリヤ(浄化法)、瞑想
  5. ヨガの応用、適用法
  6. ヨガテラピーについて
  7. 教育的応用
  8. ストレスとヨガ
  9. ヨガと食事
  10. ヨガの指導法(8ステップ法)

PART 2-ヨガのプラクティス

  1. 呼吸法
  2. ルーズニング(関節のほぐし、ウォームアップ)
  3. ヨガアーサナ(ポーズ) 基本のポーズ(立位、座位、伏臥位、仰臥位)
  4. リラグゼーションテクニック (IRT,QRT,DRT)
  5. プラナヤマ(呼吸法・調気法)
  6. サイクリックメディテーション
  7. クリヤ(鼻腔と胃の浄化法、クレンジングテクニック)
  8. ムドラーとバンダ
  9. ヨガの指導法:プラクティス
ご提供する全てのヨガアーサナ(ポーズ)の効能は、
エスヴィヤサ(SVYASA)大学における研究によってその効果が証明されています。

<120時間のフィールドトレーニングの構成>

PART 1-120時間のヨガ指導
それぞれがヨガの指導120時間の実習を行います。この120時間を終了するまでの時間は、人により1ヶ月から2年までと、各々のペースに任されています。

受講生同士がグループメンバーと順番にインストラクター役をし、プラクティスをすることもこれに含まれます。また、他のヨガインストラクターの実際のクラスでアシストをすることも120時間の実習とみなされます。この120時間の内訳を実際に記録し、120時間のティーチングプラクティスとしてまとめたレポートを提出します。

PART 2-ヨガに関連したテーマでレポートを提出
受講生はヨガに関連した題材をリストの中から一つ選ぶ、もしくは自身で題材を決め、レポート形式で提出します。卒業生のレポートを参考にしながら、オリジナルのレポートを作成します。これはヨガを学ぶという意味で興味や探究心をさらに向上させる目的もあります。

ヨガに関連したトピックスでのレポート、及び120時間の実習を終えると、受講生はインド、バンガロールS-VYASAの学長の承認を受け、インストラクターとして認定を受けます。この認定資格は大変価値のあるものであり、世界中で通用する資格として知られています。